秋の読書3

『砂漠』伊坂幸太郎
映画『重力ピエロ』を観にいったときに思ったのは、
名文の引用がとても印象的なこと、
推理も事件もチープなのにそれは話にあんまり関係なくて
むしろそこに出てくる人間の個性が活き活きと表されていること、
でした。
『砂漠』もそんな感じ。仙台での大学生活、偶然のように集まった友達たち、
季節ごとに訪れる珍事件、サン=テグジュペリからの引用。
最近は読書がすすまなくてだらだら読んじゃったけど、
昨日は眠れなくて朝6時に読み終わりました。
読んでみると、なんておもしろかったんだ!という感想です。
特に最後の「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」
はやはり名文。サン=テグジュペリ『人間の土地』からの引用らしいです。
『星の王子さま』は讃えられているけど
『人間の土地』はつまらないと有名なのでまだ読んでいません。
本当はそういう小説がおもしろいのかも。
とにかく、『砂漠』を読み終わってしまった今だからこそ、
出てきた北村、東堂、西嶋、南、鳥井にもう一度会いたくて仕方がないです。
くぅ、伊坂幸太郎やってくれる。

『Vintage'07』講談社
シャトー・マルゴー、ロマネ・コンティ、といった名ワインにちなんだ
オムニバス小説。
江国香織が『壬生夫妻』というお話をこの中で書いていたので
嬉しくなって借りてきました。
おもしろかったー。私も江国に賛成です。
ワインを置いておくだけの男なんて、なんてつまらないんだろう。
飲まなきゃ意味がないのに。
他にも佐藤賢一の『女王』という話がとてもおもしろかったです。
ワイン選びでフランスの女王にのし上がっていく様を
まるで映画のように再現している文体が見事でした。
直木賞を獲った『王妃の離婚』を今度読んでみようかな。

最近、書き留めることや表現することがめんどくさくなってしまって、
何の意味があるんだろう、とか、大事なことは覚えているだろう、とか。
その反面、人間は忘れる生き物だから書き留めなきゃ、とかも思ってみたり。
パソコンを立ち上げなければ音楽も聞かないしペンも握らない。
そんな時期です。
秋田から送られてきた「ふじリンゴ」と「しとぎ豆がき」「しとぎサブレ」が
とてつもなくおいしい秋です。

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秋の読書2

図書館から借りてきた本をちょくちょく読んでます。
秋だから。ただ単に暇だから。

『1ポンドの悲しみ』『4TEEN』石田衣良
池袋ウエストゲートパークは好きなのに、
なんとなく石田衣良が好きじゃなかったので読んだ事がなかったけど、
案外この人いい人かもしれない。とか思ってしまいました。
単純です。
『4TEEN』は直木賞受賞作だし岡田将生君がおすすめしてたので
読めてよかったです。

『オキーフの家』江国香織
オキーフについてもうちょっと知らなきゃ意味ないなぁ、と思いました。
『スイートリトルライズ』が映画化するので嬉しいです。
しかも中谷美紀が出るし。

『イラストノート』2、3、4、5、9号
アナログのイラストもなかなかいいものだ、っていうかこれでいいの?
と思ってみたり、
デジタルのイラストもできたらいいんだろうな、と思ってみたり、
職業とプライベートの間の読本でした。

今日から伊坂幸太郎の『砂漠』を読み始めました。
私が大学入学当初に感じてた
「みんな勉強しに来たんじゃないの?これって合コンじゃん!!(怒)」
という周りから一歩引いたような思いが見事に書き表されていて、
あはは、大学なんてそんなもんか、という気分にさせられます。

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秋の読書

夏が終わりに近づいているなぁ、と思っていたら、
いつのまにかもう9月も終わりに。
今月はいろんな人がうちに泊まったりしてるので
瞬く間に9月が下旬に差し掛かってしまいました。
昨日は久々に自転車を走らせてたら、
ランニングをしている人がたくさんいてびっくりしました。
シルバーウイークという大型連休を利用して身体を鍛えたい、
っていうアクティブな人が増えているのかなぁ、と。
どこかに行ってお金を使ったり高速道路で束縛されるより
地道な鍛錬を休日に出来る嬉しさ!みたいなものを感じました。
そういうの嫌いじゃないです。

最近、田辺聖子の『私的生活』を読みました。
もう20年も前に執筆された本なのに、
現代と変わらない人々の生活、モノの考え方、が衝撃的でした。
なんだ、人間、なにも変わってないじゃん、
と嬉しいような悲しいような。
世代を超えて女性のバイブルになっている本、っていうのも分かる気がします。
関西弁がテンポよくて、その地方の粋な生活も手に取るように分かり、
実は関西弁が苦手な私ですが、好きになりました。
(大学の頃に関西弁の知り合いがたくさんいたけど、
結局あんまり親しい友人にはなれなかったのです。
蓋を開けたら友人が東日本ばかりでした。
関西弁は語彙が強いので、性格も押し付けがましい気がしてしまったのです。
よくないなぁ。残念だなぁ。もっと大切にしたかったなぁ。)

あとは東野圭吾の『ゲームの名は誘拐』も読みました。
おもしろすぎて一気に読んじゃった、っていうのもあるけど、
割と分量が少なめな小説だったかもしれないです。
内容は逆転逆転大逆転だけど、分量はすんなり読めた、
といった感想です。
他に、東野圭吾にしては珍しい『サンタのおばさん』という絵本も読みました。
絵本だけどシニカルな風刺がいかにも東野圭吾で、
個性は何をどうしても現れてしまうものなんだなぁ、なんて思いました。
個性を出せる技量というのもあるとは思うんだけど。

最近は「自分の求められているもの」と「自分にしかできないもの」と
「自分がやりたいこと」は違うくて、
それが合致すれば、お金がいっぱい手に入ったり、名声が得られたり、
幸せになったり、はたまた不幸せになったり、時間が足りなくなったり、
ってなことが起こるんだなぁ、と考えています。
私の今の理想は、友達に会いたい時に会いにいけるような状況が作れること、かな。
来年の6月に秋田で昔からの友達が結婚するんだけど、
その時自分が何をしているか分からないし、
時間的余裕、金銭的余裕、があるのかまったく検討が付かない。
でもずっと昔の小学生の時から、この友達の結婚式には絶対出よう!
って決めていたのに、今の今になって現実的にどうなるかわからないなんて、
なんだかすごく悲しいなぁ。大人なのになぁ。
「時は金なり」だけど、時間とお金はバランスがすごく大事だ、と思ってます。

さて、小雪が「物を捨てることで余裕が生まれる」って言ってたので、
私も物を捨てて余裕を手に入れようかな。
捨てることでスペースを確保したり残したいものや大切なものが見えてきたり、
自分の執着や過去、既成概念から開放されることってあるんだろうな。

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『パーク・ライフ』吉田修一

今日は歴史的にも記憶に残る一日になりそうです。
でも、このブログでは時事問題や政治、悲しいこと、暗いこと、
については書かないことに決めているので、
いろいろ考えていることはありますが、書きません。

ということで、読んだ本のこと。
『パーク・ライフ』(文藝春秋/吉田修一著)
芥川賞をとった作品です。
自分が芥川賞に期待をしすぎていたらしく、
芥川龍之介のような奇抜さはないんですね。
都会の男女がお昼休みに公園で過ごす日常を書いています。
特に何があるという訳でもなく、話は終わります。
読んでいて心地いいか、というと、そういう訳でもなく、
本を読んでまで自分が過ごしている現実を突きつけられているような気がして、
あまりいい気分ではありません。
それだけリアルなのかもしれないけど。

あんまり好きじゃないかもしれない吉田修一ですが、
『最後の息子』はおもしろそうなので
機会があったら読んでみようかと思います。
今は石田衣良が読みたいです。
ナツイチのキャンペーンや雑誌『ダヴィンチ』で
岡田将生君が勧めていたからです。

あとは、新しい作家より、アガサ・クリスティーとか筒井康隆とか、
好きだけど作品数がありすぎてまだまだ読んでいない作品、
っていうのも読みすすめたいです。

最近は絵ばっかり描いてて、
台風も来てて外にも出れず、運動不足で眠れないので
朝まで本を読んでしまったりよくない生活をしています。
ストレスがあるとコーヒーを飲み過ぎて胃を壊したり。
まさに今がその状態。
あ〜、花札強くなりたいっ。

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『浮世でランチ』山崎ナオコーラ

永作博美があまりにかわいかったので
ついつい映画館まで足を運んでしまった『人のセックスを笑うな』。
山崎ナオコーラのデビュー作にして芥川賞候補になった作品です。
そちらの内容は、
題名のようなガツンとしたお話ではなく、
むしろふわふわしていて巷によくありそうなお話でした。
繊細な、といってしまえばそれまでですが、
とかく文章で読んでみたい内容ではなかったのです。
だからあらためて本で読んでみようとは思いませんでした。

でも最近のFRaUに『浮世でランチ』(河出書房新社/山崎ナオコーラ著)
のことが載っていたので思わず図書館から借りてきてしまいました。
たまには新進気鋭の作家さんに触れるのもよいでしょう。
時代がどんな文章を求めているかが分かります。

ところが、想像していた内容とは全然違い、予想外、おもしろい!
最初の章はOLなのに、次の章は幼少時代、次の章はアジアへ旅行。
あれっ?ランチは??ってな感じです。
正確に言うと、主人公の現在と幼少時代が章ごとに代わる代わる進んでいきます。
25歳で会社をやめてなーんにもなくなってタイ旅行に行っちゃう所が、
今の私の心境にちょっと似てる・・・。
旅行や幼少時代をテーマにするのは江国香織の真似みたいでちょっと嫌だったけど、
おもしろかったから、まぁいいや。
特に、幼少時代の宗教ゴッコが今につながっている所、
誰もが小さいときの経験を今にひきずっていることはもちろんなのに、
それを思い出させてくれます。
そこが意外におもしろかった。

主人公の丸山は前の会社にいた時、
人を寄せ付けないように一人でランチをしていました。
退社直前だけ話した三上さんとは、
なんだか気があって旅行中に何度か手紙やメール交換をしました。

この状況、なぜかよく分かる。。
私も会社では誰とでも仲が良かったほうだけど、
だからといってプライベートに踏み入ったり踏み入らせたり、というのは
極力しないようにしてました。
性格に裏表もないけど、仲良くなりすぎると仕事に支障が出てくるし、
休日も潰れかねない。
みんなのことは好きだけど、
私がちゃんと仕事をするとしたら、どこかで線を引かなければいけませんでした。
でも、私にも三上さん的存在がいました。
仕事だから線を引かなければいけないけど、
人間的に似てる部分があるなぁ、と思っていました。
今は仕事をやめたので連絡を取ろうと思えば取れる人がいっぱいいます。
それは嬉しいことです。
まだ時期じゃない気がするから、しないんだけど。

久しぶりに言いたいことがまとまらない。
本の内容に自分を当てはめちゃうと、なんだかまとまらない。
まぁ、つまり、私は、仕事でも、人間が関わってる以上、
線引きとかしなくても、みんな、仲良く、友達みたいに、みんなでランチを食べたり、
やっていけたらなー、って、思ってもいるんだよー、思ってはねー。
ってな所かな?
私もダメだな~。溶け込むのが苦手だぁ。はぁ。

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井上荒野を6冊読む

『切羽へ』で直木賞を獲った井上荒野が気になって何冊か読みました。
読む本のネタがなくなると直木賞作家をかたっぱしから読む癖がついています。

半年前に読んだ作品

『しかたのない水』(2008年・新潮文庫)
スポーツクラブ(中でもプール)に通う老若男女の連続短編小説。
これは面白かったです。
最初は文章が上手いだけで退屈なお話かと思ってたんだけど、
人と人とがこんなにも近くですれ違ったり行き違ったり、
という変なドキドキや、色んな年代の心理描写がよかったです。
特に最後の2つのお話は異空間にボンと放り出されたような気持ちになります。
最初はあんなにも退屈で日常だったのに、ドキドキと非日常になるんです。

『潤一』(2006年・新潮文庫)
これは、私は苦手だったー。
島清恋愛文学賞を獲った作品だったから期待してたんだけどね。
江国香織も『がらくた』で受賞してました。
潤一がいろんな女性の所に現れて一悶着あるんだけど、
女性の視点から潤一について語られる短編の寄せ集めです。
どうも潤一に人間味が感じられなくて、まるでアニムスみたい。
もしかしたらアニムス、っていうのが主題だったのかもね。
でも、井上荒野の小説には必ずこういうタイプの、というのは、
あんまり意思がなくその日暮らしなのに、女にはついて行く、
っていう男性が出てくる気がします。

3ヶ月前に読んだ作品

『ナナイロノコイ』(2006年・ハルキ文庫)
女性作家のアンソロジー文庫本にも井上荒野がいました。
『帰れない猫』という短編小説です。
うーん、またこのモチーフかぁ、といった感じです。
浮気とか夫婦間のずれとか習慣とか。
確かに文章は上手いんだけど、読んでて印象に残らない、というか
暗いというか、楽しくない、というのが正直な感想かな。
江国香織の作品が読みたくて買った本だから別にいいんだけど。

1ヶ月前に読んだ作品。

『夜を着る』(2008年・文藝春秋)
図書館にたまたまあったから借りた作品。
あとがきを読んで初めて「旅にまつわる短編集」だと気づきました。
そうか、そういえばみんな大なり小なり遠くへ行ってますね。
だからといってワクワクするわけでもなく、うーん。
文章は上手いんだけど、ってそればっかり言ってますね。あは。
荒野という名前の人にワクワクを求める私がいけないんですよね。

『学園のパーシモン』(2007年・文藝春秋)
これも図書館にたまたまあったから借りた作品。
きたきた、これはおもしろいぞ。
途中まで最高におもしろいです。
幼稚園から大学まで同じ敷地内で一貫して教育する「学園」があり、
そこの学生はみんな学園長を慕っている、という不思議な舞台設定があります。
そして、その「学園」には赤い手紙が来たらすごいことが起こる、
という言い伝えがあるんです。都市伝説ってやつですね。
学園長が病気のため刻々と死に向かう中、
赤い手紙が来た女生徒、訳ありの男子転校生、生徒と関係を持つ美術教師、
天才的に絵が上手いのにいじめにあっている女生徒、の4人が交互に話を進めます。
「途中まで」最高におもしろい、というのは、
ミステリー感覚で読んでしまうと失敗する、ということです。
詳しい内容はここでは語りませんが、きっとテーマは「噂」です。
それを頭の隅においてもらえれば、きっと最後まで最高におもしろく読めると思います。

今日読み終わった作品。

『不恰好な朝の馬』(2006年・講談社)
これもラッキーなことに図書館にあったから借りました。
この話の設定は『学園のパーシモン』につながる所があります。
かぶっている、といってもいいのかな。
最近は同じモチーフを違う作品で繰り返し使う、っていうのが主流になってきてますね。
村上春樹もそうだし吉本ばななもそうだし。
それが作者の個性になっているのかな?
それが心地いい人もいるだろうし、別のモチーフをもっと出して欲しい
という人もいるでしょう。
私としては同じモチーフを出してくるとニヤリとしてしまうけど、
やっぱり新しいモチーフも出して欲しいな。
この話の場合、団地が舞台なんだけど、奇妙なポスターが張られる所が
次作とかぶってますね。教師との恋愛とか高校生の描き方とか、
やっぱりどっかかぶってる。不穏な空気は荒野の作品全体にかぶってるけどね。

はぁ、やっと井上荒野を大体読み終わったので、
(本当は『切羽へ』『ベーコン』『誰よりも美しい妻』が読みたい)
明日からは東野圭吾を読みます。
奇跡的に図書館にありました。
有名な作品は手に入りにくいけど初期の作品は借りやすいのです。
そして早く村上春樹の新作『1Q84』と小川洋子の新作『猫を抱いて象と泳ぐ』
を読みたいです。多分2年後くらいになるのかな(笑)
社会人になってもハードカバーには手が出ないです。文庫ならすぐに買うけど。
そういえば、江国香織の『左岸』をまだ読んでいないことに気づきました。
血の気がひきそうです。そろそろ読まなきゃ倒れちゃう。
SPURで連載している『抱擁、あるいはライスに塩を』も断片だけ読みましたが、
すっっっごくおもしろかったです。
同じ主人公でも時代によって留学していて住んでいる国が違ったり、
恋人が違ったり家族がいたり友達が違ったり窓から見える景色が違ったり、
そんなお話を書いていました。早く読みたーい。

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『海』小川洋子 『東京タワー・・・』リリー・フランキー

新しい苗字の印鑑がやっとできた。
でもまだ免許証の更新すらしてないため、
郵便局も銀行もカード会社も氏名変更してない。
日にちが経てば経つほど自分が何者なのか分からなくなり、
でも普段の生活に氏名はあんまり関係ないから、まっ、いっか、状態で
毎日が誰とも会うことがない家の中で過ぎていく。
今日も雨が降ったためもちろん外には出ずに家の中でぼーっと過ごす。
早く新しい苗字に統一しなきゃな。とは思うんだけど。

昨日は久々に埼玉君と新宿で会った。
先週はちぃちぃとそのちゃんがうちに来た。
埼玉君が先週会えなかったから、昨日は会えて本当によかった。
最初は細かいショッピングに付き合ってもらって、
夜ご飯を歌舞伎町の居酒屋風雲児で食べた。
知らなかった埼玉君の意外な過去を知り、びっくりした。
その後、イングリッシュパブHUBに行った。
埼玉君はこれまた意外にも来るのが始めてだったので、
喜んでもらえたようで一緒に行けてよかったな、と思った。
埼玉君にはぴったりの場所なのに。
いずれ、経営してくださいね。アメリカンパブでも。
内祝いの「もちクリーム」ありがとう。おいしかったね。

図書館で目に付いたものから借りてきた本。
雑誌はan・anとかFIGAROとかなんとなく見る。

あとは料理本

『アジアの調味料でいつものご飯』 渡辺有子
『カレーの法則』 水野仁輔

これらはすごくいい本だ。おすすめです。
暇だから料理には凝ってる今日この頃。
とんかつ用の肉があると思ったらなかったので、
豚バラ肉をぎゅうぎゅうに押し付けて
ミルフィーユトンカツを作ってみたり、
カレー粉と生クリームでスープカレーを作ってみたり、
和食の煮物に飽きたのでナンプラーを入れてアジア風にしてみたり。

『海』 小川洋子

小川洋子のエッセンスがいっぱいの短編集。
私は「海」っていうお話に出てくる人が、
友達のshinchanに似ててちょっと好きでした。
「ひよこトラック」っていう話も好き。

『東京タワー~僕とオカンと、時々オトン~』 リリー・フランキー

今まで同業者のリリー・フランキーが小説を書いた、
ってことで、け嫌いして読んでなかったんだけど、すごくいい本でした。
どうしてもイラストレーターにはイラストだけ描いていて欲しいと思ってしまう。
リリー・フランキー、ごめんなさい。ほんとに。
オカンの癌の進行状況が私のおばあちゃんに重なり、
オカンが地元にいて自分は親孝行と言えるようなことができるくらい
余裕のある生活ができてないところが私の母と私に重なり、
オカンが男親であることでリリーの彼女を本当の娘のように思うところが、
私の義母に重なり、
最後の100ページはずーっと泣きっぱなしでした。
でも、がんばって、読みました。
本を読むのにすごく体力をつかいました。泣きつかれて眠りました。

『日々の考え』『イルカ』 よしもとばなな

久しぶりによしもとばななでも読もうと思ったんだけど、
『日々の考え』(エッセイ集)の最初の話が読むに耐えなくて
やめました。

お知らせ。妹が携帯で書いているHPをリンクしました。
文字化けとかで読みづらいし、変なボタンをクリックすると
危ない目に遭いそうなのでご注意ください。
妹の名前はさおりで、友達と二人でやってるHPぽいです。
妹は私よりギャルですが、HP1ページ目の写真ではありません(笑)

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『がらくた』江國香織

久しぶりに専門書(ランニングとかヨガとか)以外の本を読んだ。
大学以前の読書が苦手な私なら
専門書を読むことも「本を読む」のくくりだったのに、
最近はまったくの別物になってしまった。

図書館で借りてきた『がらくた』著/江國香織。
おもしろかったので、バス酔いしながら、昼ごはんを食べながら、
他の時間も惜しんでは1日半で読み終えた。

今回の江國作品は意外と濃密な恋のお話だった。
主人公の歳と江國自身の歳が作品を発表する時々でいつも近い、というせいか、
最近は主人公が歳を取ってきて、恋より愛、過激より落ち着き、
といった作品が多かった気がするから。
しかも、「情事から知ったことが」とか何とかいう台詞があるくらいで、
普段なら情事についてあまり具体的には書かない江國なのに、
今回はそこまで具体的ではないにしても
普段とは違う濃厚な空気感が伝わってくる文体になっている。

お話は主人公の柊子が母の桐子とプーケットに旅行している場面から始まる。
柊子は夫が大好きなのに夫は他の女と寝ることをやめないし
妻を他の男と寝ることを許し、いかに自分たちが愛し合っているかということを確かめている。
柊子は旅行中にミミという少女の美しさに目を奪われるが、
ミミとミミの父とは旅行から帰ってきてからも東京で親交を深めることになる。

物語は柊子の視点で進むと思いきや、途中でミミの視点で進み、
交代しながら進んで行くことになる。

話の内容に関わらず、読んでて思ったのは、
結婚している人が遊んでいない、という訳ではない、ということ。
むしろ、結婚している、法律的にも周りの人にも許された既婚者同士の方が
浮気ではなく、二人っきりで多いに遊んでいるといえるのかもしれない、
と思った。

それから、江國香織の言葉に対する思慮深さ、こだわりのすごさに関しては、
今回も驚くくらい思い知らされた。
同じ行為であっても、45歳の柊子にとっては「情事」であり、
帰国子女の15歳ミミにとっては「性交」なのだ。
この言葉を反対にすることはできない。
正しい言葉を使わせることによって、人物が浮き立つだけではなく、
言葉に深みや重さが加わってくる。
言葉にはひとつひとつ雰囲気があり、類義語にはなってもイコールになることはできない。

ちなみに、お話の中で「がらくた」という言葉が出て来るシーンがある。
私はそこで本の活字を見て止まってしまった。
目の前の活字が二重になってぼやけた。
言葉の重み、意味すること、そんなことを考えて。

がらくたに相当する思い出深い品々たちを私もなかなか捨てられない。
過去をぎゅっと閉じ込めた、他人からは何の感慨もないもの。
それでも捨てられないのは、すべての人が過去を持ちながら
今を生きているからだと思う。

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『やさしい訴え』『山月記』夏の100冊




バスで本を読むと酔っちゃうので最近はめっきり読んでなかったんだけど、
ちょっと読んだら止まらなくなって一気に読んでしまいました。

『やさしい訴え』小川洋子

先日選ばれた直木賞『切羽へ』のあらすじを読んだら
ちょっとだけ似てるかもしれない、と思いました。

本屋に行ったらどこの会社の文庫本も
「夏の100冊」なるリーフレットを作って置いてました。
家に帰って100冊を眺めてみると、
新潮文庫に至ってはその中の半分くらいは読んでいました。
本を読まないことを恥じていた自分にびっくりです。
成長したものだ。

すっかり活字中毒の私は『やさしい訴え』に続けとばかりに
次に読む本を物色し始めました。

『李陵・山月記』中島敦

うーん、懐かしい。高校の国語の授業で扱いました。
今日の朝、ちょっと早起きして山月記を読んでみました。
今読み返しても「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」の意味が分かりません。
確かテストでは「80字以内でその意味を説明しなさい」という問題が出たはず。
引き続き注釈を読むと、
「あ〜、この漢字がテストに出そう、この熟語が問われそう」
っていうのが手に取るように分かりました。
俯瞰して見ることができる目が少しずつ備わってきたようです。
さらに解説を読んでいると芥川龍之介のことが書いてありました。

そして今日の昼、芥川龍之介が残した遺書が見つかった、という記事を見つけました。

「わが子等(ら)に」と題した遺書では、
「一 人生は戦ひなることを忘るべからず」と記した後に、
「死に至る」という言葉を「戦ひ」の前に挿入するなど、
生涯最後の推敲(すいこう)の跡がありありとわかる。

ということでした。なんて素晴らしい言葉なんだろう。
言葉がとても強い。

新潮文庫で感動大賞なるものをやってます。
『山月記』をテーマに高校時代のことでも書こうかな。
yomyomに載ったらみんな買ってね。

上の画像は新潮文庫の100冊検定だよ。
難しいから私は初級止まりです。

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『海辺のカフカ』村上春樹

『海辺のカフカ』村上春樹

会社からの帰りのバスの中で読みました。
たまに、行きのバスでも読みました。
久々におもしろいな、とみんなに言える本でした。
村上春樹の本は大抵
「私はまぁ、面白いと思ったけど、
人に勧めていいものかどうかは、ためらわれる」
という具合だからです。

だからといってどこがどうおもしろかったか、
と言われると困るのですが。
おなじみの要素である
コーヒー、戦争、同性愛、性欲、現実との境界、
みたいなものがこのお話ではうまく組み合わさっていて、
組み合わせ方が今までの村上春樹の話の中でも
かなり好きな部類に入ります。

イギリス、アメリカでベストセラーということでしたが、
無理もないと思います。
ギリシャ神話と源氏物語、雨月物語が下地、
なおかつ、世界中で人気の人物や音楽が出て来るので、
読んでいながら、日本だけでなく世界中の人が読めるように
書いていることがびしびし伝わってきました。
これは流行るでしょう。

個人的に好きだった所は、
佐伯さんという人物がモンブランの万年筆を使っている所。
自分とおそろいです。それは嬉しい。

あと、気になったのは、
村上春樹は書きたいから書いているのか、
何かを伝えたくて書いているのか、ということ。
(どっちもだと思うけどね。あとは生計のためとかね。)
もし、何かを伝えたくて書いているのだとすれば、
この話はひさしぶりに明るい方向へ向かう話だったので、
主人公と同じような悩める15歳が読んでも
読めるくらいの文体にしてほしかったな、
と思いました。
多分、文体は大人向きなんだろうな。
結局は、大人が15の時を振り返りながら読む本、なのかな。
主人公のように極度に知識が詰まった15歳は珍しいので。
だからといってやさしめな文体にしたら
もはや村上春樹ワールドじゃなくなるんだろうな。
困った困った。
要は、悩める15歳が少しでも前向きになる世の中に
なってほしいと願うだけであります。

今はサリンジャーの『フラニーとゾーイ』を読んでます。
野崎孝の訳は文体が古いのでとまどうけど、
アメリカの現代社会を意識しながら、
ヴァージンスーサイズのようなイメージと
岡崎京子のマンガのようなイメージを
うまく組み合わせながら読んでいるので、
なんとか飽きずにおしゃれな感じで読めてます。
英語が読めればもっとポップなんだろうけどね。
それにしても情緒不安定なフラニーは自分そっくりで
読んでて嫌になっちゃいます。

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3月のライオン

なんだか春の気配がします。
なんでだろう。
暖かいからかな。
それだけじゃなくて、いろいろ。

羽海野チカの『3月のライオン』1巻買いました。
表紙が春っぽかったから。
ピンク色で丸明オールドというフォントのタイトルが好きです。
1回、買うか買わないかためらって、
今日もためらったけど、
なんかいろいろあって、買ってみました。
なんで買っちゃうんだろう、
と思ってぺらぺら見てみたけど、
東京の景色がマンガの中に広がっているからだ、
と思います。
痩せすぎてる人間たちとか
人と人との関わりがうすい空気とか
青くない空とか。
私はそんなビル群の東京が好きみたいです。

家に帰ったらじっくり読みます。
とにかく、私には春がざわざわします。
落ち着かないです。

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『東京奇譚集』村上春樹

バス通勤になったため本を読む時間がほんとに少なくなりました。
本を借りてきてしまったので、時間を意識的に作って読んだ感じです。

読み終わった『東京奇譚集』村上春樹
村上春樹の作品は結構読んできましたが、
この本はいろんな人におすすめできます。
いつもなら「私はおもしろかったよー」で終わるのですが、
この本はちょっと別です。おすすめします。
村上春樹のお話にはいろんな要素が出てきますが、
この本は、そのなかのいくつかの要素の集大成、
といった感じがします。
なにより読みやすい。だからおすすめできる。
そんな感じです。
短編集といえるのかな?
なのでとりあえず1話目だけでも読んでみてほしいです。
村上春樹の雰囲気も味わえると思います。

私が感じたのは、
現実と非現実の区別、境界というのは、
実は危うい存在なのでは・・・?
YUKIの歌詞じゃないけど、
偶然は必然で、必然は偶然で、できてるのかな?
といった所です。

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07年秋の読書(小川洋子)

映画が面白かったので小川洋子を買いあさって読んでみました。
次の順番で制覇しました。

『薬指の標本』
『博士の愛した数式』
『ホテル・アイリス』
『ブラフマンの埋葬』
『妊娠カレンダー』(芥川龍之介賞受賞)
『まぶた』
『余白の愛』

映画での映像が美しかった『薬指の標本』、
日本中を感動させた『博士の愛した数式』。
これらは小川洋子の例外でした。
作品の共通点は

人間の身体の一部が「器官」として機能することに焦点を当て、
それが最近失われつつある「生」を意識させること、
「先生」と呼んでもいい職業のSな人物がでてくること、
特殊な才能(特に身体の一部を使った)があること、
人間の暗い無意識を表現すること、
異国情緒を感じる(日本じゃない感じ)こと、

そんな感じかな。だから『博士の愛した数式』は例外。
読んでてだんだん気持ちが悪くなってきたので
まだ読んでない本があるけどストップしました。
くらーい空間が渦巻いてる本です。
それがおもしろいんだけどね。

小川洋子らしいといった点でおすすめは『ブラフマンの埋葬』で、
読んだ人をあっと言わせることでしょう。
強烈な刺激が欲しいなら、
『ホテル・アイリス』なんかはまがった愛情表現代表のSMです。
「この身体はほんとに生きてるのかな、
生きるって何?血はなぜ出るの?」
とかって思春期における悩みに
未だに悩んでる人は読んでみては。。

今はアガサ・クリスティーの
『そして誰もいなくなった』を読み終わって大満足です。
アガサ大好きだ。
でも、何も手につかなくなるから封印してます。
今日も仕事が暇だったから読んじゃった。

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読書日記

朝の電車の中で本を読んでいるので
こうやって書いてみると結構読んでますね。

1/10『アクロイド殺し』アガサ・クリスティー
1/19『オリエント急行殺人事件』アガサ・クリスティー
1/22『おれに関する噂』筒井康隆
1/23『きらきらひかる』江國香織
1/24『やがて哀しき外国語』村上春樹
1/25『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル

     アガサ・クリスティーにはまったけど、
     はまりすぎて降りる駅を通り越しちゃうので
     読むことをやめました。残念です。

2/2『おれの血は他人の血』筒井康隆
2/22『海馬〜脳は疲れない』池谷裕二・糸井重里
2/8『谷川俊太郎詩集2』谷川俊太郎

     『海馬』はすごくおすすめです。
     読むだけで頭が良くなった気がします。
     ちょっとだけ人生を楽しむ方法が増えた感じ。

3/6『ぬるい眠り』江國香織
3/13『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』
   ジェフリー・ユージェニデス
3/23『ウエハースの椅子』江國香織

     本屋さんで偶然新刊を発見!!
    (『ぬるい眠り』文庫本)
     迷わず新刊を買えた時、初めて
    「社会人って素晴らしい・・・」と実感しました。

4/3『やつあたり文化論』筒井康隆
4/7『家族の標本』柳美里
4/12『シュガータイム』小川洋子
4/13『美女入門』林真理子
4/12『不機嫌な果実』林真理子
4/22『ふりむく』江國香織『あかるい箱』江國香織
4/23『笑うな』筒井康隆

     『家族の標本』はあとがきに納得し、
     あらためて本文が印象深くなりました。

5/12『メタモルフォセス群島』筒井康隆

     相変わらず筒井をしらみっつぶしに読んでます。

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デザインの本とか映画広告とか

Photo_45 現在、さまざまな本の力を借りて
デザインの勉強をしている訳ですが、
中でもピエ・ブックス刊行のレイアウトスタイルシリーズ
(写真参照)は、すごく役に立っています。
最近発売された本や雑誌のデザインについて
詳しく解説されている他、
シリーズとして目の付けどころがいいな、
とも思います。
載せている雑誌の抜粋の仕方も好きです。

話は変わって・・・、
先日行って来た映画館では
いつも通り映画広告を何枚か持ってきました。
昔は「映画が好きだから」とか「広告が好きだから」
とかいう理由でしたが。
今はもっぱらデザインの資料用になってしまいました。
一番期待していた「マリー・アントワネット」の広告なんかは、
暗い劇場の中で読むには文字が小さすぎる、色がかぶっている、
などといった難点が目立ちました。
(家で読むには大丈夫でしたが。)
「犬神家の一族」や「NANA2」は文字も大きめで
劇場内でも十分読める広告となっていました。
また、人物関係が複雑な「エラゴン 遺志を継ぐ者」は
ペラものではなく2枚折になっており、
説明書きが加えられています。

日々こんなことをしていますが、
就職の兆しが見えてきました。
そのことについてはまた書きますね〜。

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旅と本

11月15日「ブラックコーヒー(小説版)」(著・アガサ・クリスティー)を読み終わる。
11月16日「将軍の目醒めた時」(新潮文庫/著・筒井康隆)を読み終わる。
11月19日「ABC殺人事件」(著・アガサ・クリスティー)を読み終わる。

 帰省中、「谷川俊太郎 詩選集2」(集英社文庫)を鞄にいれて持ち歩く。
飛行機の中でも鞄から出しては読んでみたりもしたが、飛行機内においてあった機関誌がおもしろかったのでそっちをメインに読んでいた。機関誌は暗い機内でも読みやすいように文字や写真が大きめにデザインされている。フィンランドの写真がきれいだったのと山本燿司のインタビュー記事がおもしろかった。

 東京に帰ってくると、図書館で予約しておいた「思いわずらうことなく愉しく生きよ」(江國香織)を読むことに取りかかった。(旅のあいだは落ち着いてお話の世界に入れないので詩を持ち歩くのが妥当としている)

 U2のライヴのためわざわざ東京に来て何泊か泊まって行った友人に、前からあげようと思っていた「きらきらひかる」(江國香織)をあげた。そうしたら思いがけなく「海馬 脳は疲れない」(新潮文庫/池谷裕二・糸井重里)をもらった。そんなつもりじゃなかったのに、と間髪入れずに頭の中で思ったが、そういう部類の優しさや計らいが嬉しかったので、ありがとう、と言って受け取った。

 友人が帰ってしまって活気が無くなった家の中で、今日、「思いわずらうことなく〜」を読み終えた。いつの間にか本が私のそばにぴったりくっついているけれど、これを音楽と置き換えても酒と置き換えても話ができることはおもしろいな〜、と思う。

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『アルゼンチンババア』よしもとばなな

Photo_14久しぶりによしもとばななを読みました。
名前が漢字の「吉本ばなな」の時は
ほとんど読んでましたが、
名前がひらがなの「よしもとばなな」になってからは
話にパンチがない気がして
あまり読みたいと思わなくなりました。
図書館ではキラキラの装丁とはうらはらに
ひっそりと置いてあったので、
思わず手に取ってしまい
久しぶりに読んでみる事にした次第です。

題名のアルゼンチンババアはお話の中に出てきます。
ぎょっとする名前なのに案外すんなりと。
やっぱり「死」が題材です。
よしもとばななといえば「死」。
でも「死」は「生」を考えさせます。
私はお父さんがきれいな石でビルの屋上に
曼荼羅を作るところが好きです。
曼荼羅は宇宙を表していて、
無限の空間には無限の生(輪廻転生)がある気がして。
この辺は勝手に考えた事なので
お話には出てきませんよー。

奈良美智の絵がお話を引き立てています。
絵だけ見てても楽しい!!
英文も同時収録されているので
英語が得意な人はそちらも読みくらべてみると
おもしろいかも。

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『邪悪の家』アガサ・クリスティー

Photo_13

中学の時の友達がアガサ大好きで、
いつかは読もうと思い、早10年・・・。
図書館で目についたという事もありますが
推理小説というのは歴史小説なんだ、
との誰かの話にも興味が湧き、
『邪悪の家』(著・アガサ・クリスティー/訳・田村隆一/ハヤカワ文庫)
ついにアガサ・クリスティーに手を出してみました。
名探偵ポアロシリーズです。
本当はもっと有名な誰もが知っている
『ABC殺人事件』
あたりから手を出したかったんだけど、
なかったからしょうがない。

先に結論から話すと、おもしろい。
世界中から愛される訳がわかる。
確か、本の世界売り上げが
聖書の次にアガサ・クリスティーらしいですよ。すごっ。
読んでみたらおもしろくて朝になっちゃった。
でも、気分すっきり、
「ああ、いい朝だ。いい天気だー!!
アガサ万歳!!徹夜万歳!!」
みたいなね(笑)

話がしっかり作られている。
出てくる人物一人一人に人生がある。
それなのに、推理小説の決定的な点は、
読み終わって本を閉じると
今まで生きていると思っていた人物一人一人が、
話のための設定だったのかなぁ、
と思ってしまうところかも。

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『センセイの鞄』川上弘美

Photo_12

きっかけはこれでした。
ふらっとほぼ日の記事を読んでいたら
川上弘美さんがかなり熱心にmother3をやっていました。
これは相当マニアックです。
ただ者ではありませんね。
それで川上さんに興味を持ち、
映画化もされた代表作『センセイの鞄』
を読んでみることにしました。

内容は、40代独り身OLツキコが
飲み屋で高校の時の国語のセンセイに会う所から始まります。
お互いちょくちょく顔を合わせるうちに
一緒に飲むのが普通になり、親しくなって行く。
という話です。

ツキコとセンセイの会話がすごくリアルでした。
国語の先生らしい文献を引用した発言や、
幼い頃から曖昧表現で返事をしてきた
昔と変わらないツキコの相づち等、
空気感が伝わってきました。

とかいいつつ、私はあんまりこの作品は好きじゃないです。
電池、パナバ帽、キノコ狩り、巨人、干潟
興味をそそられない単語が並んでることも原因かな。
本当の原因は話の主題にあるのですが・・・。
まぁ、主題があんまり好きじゃなかった、だけです。
今度は違う作品を読んでみたいと思ってます。

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『スイートリトルライズ』江國香織

Photo_11

図書館というものを思いついて本を借りてきました。
久々のハードカバーでちょっと嬉しい。

話の内容は、
幸せそうに見える夫婦が
どちらもほんの少しずつのテンポで
浮気にのめり込んで行く話。

よかったことは、表紙のテディベアが話に関係あること。
主人公の留璃子はテディベアを作ることが仕事なんです。
かわいらしい仕事だなぁ、と思って読んでました。
取材に貸し出したり個展を開いたり・・・、
好きを仕事にできていい人生だなぁ、と。

もうひとつよかったことは、
いつもながら名前の付け方がいいな、と思ったこと。
「留璃子」は名前から想像できる「留璃子」そのままだし、
「聡」は名前から想像できる性格そのものを持った「聡」だし、
「津川」も「しほ」もそのまんまの「津川」と「しほ」って感じがしました。

悪かったことは、
案外、浮気って簡単なんだな、って思わせられること。
私は話にのめり込むタイプなので、
本を読み終わった2、3日は暗かったです。
人生ってこんなもんなんだ、とか、
生活なんて簡単に裏工作とか繕うことができるんだ、
とかね。

もう一つ、余分な要素が少なかったのが残念でした。
私はどうでもいいことが好きなので、
話に出てくるカクテルや服装、音楽、食べ物、
本なんかを羨望しながらチェックしちゃうのが好きです。
今回はそういう要素が少なかった。
いつもはたくさん出てくるのに。。

余談:「秋の読書フェア」ということで
古本屋さんが2日間だけ安かった日がありました。
私は『海辺のカフカ』村上春樹をチェックしておいたのに
当日の夜にはすっかり売り切れてました。
残念・・・。すごく悔しいです。

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『神様のボート』江國香織

Photo_10なにげなく本棚から取り出して読んでみたら、
一回も読まずに本棚に収まっていた本。
買っておきっぱなしになっていたらしい。
表紙のホンマタカシの写真が好きで、
何回も読んだ気がしていたのにちょっとショックだ。

内容は妄想癖のママと現実的な娘の放浪物語。
ママは昔の約束を守りきったまま旅を続け、
あのひとに見つけられることをずっと待っている。
娘はそんなママのために転校を繰り返し、
旅がらすとしての人生を送る。

ママと娘の関係だからこそ
微妙な「優しさ」とか「言ってはいけないこと」が存在し、
「自立」と「支え」が対立し、
お互いが成長して行く様子が7年間に渡って描かれている。
この奇妙な旅を客観的に見ていると、
時に楽しく、そして絶えることなく漂う虚しさを感じるが、
さいごのさいごのさいご、
見事なくらいにスカっと、ふわっと、さらっと、
(どれでもあってどれでもないなぁ)
救われるところが信じられないくらいに好き。

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『日のあたる白い壁』江國香織

どうしても読みたかったので図書館で借りてきました。

『日のあたる白い壁』(著/江國香織 白泉社)

月刊MOEに連載されていたエッセイをまとめた本です。
江國香織が一枚の絵について語るものです。
絵はフルカラーで本に載っているから大丈夫。
絵を見ながら絵の作者のこととか絵そのものについて
想いを馳せることができます。

私もよく美術館に行きますが、
いつも作品の見方について考えさせられます。
そもそも「見方」なんてあるはずないのに、
どーしても考えちゃう。
なぜかといえば、絵には描かれた時代背景があったり
作者の想いがあったりするから、
それを知った上で見なきゃいけないかも!!とか、
この作品はこういう想いを受け取らなきゃ!!とか、
自分はこの作品を見て何を感じたんだろう・・・とか、
いちいち考えたりしてます。

が、困ったことにあまり浮かばないのが本当のところ。
作品の有り余るエネルギーにガーンと衝撃を受けて
美術館を出る頃には放心状態、なんてことがほとんどです。
あとは、作者や時代背景についてそれほど知識がない、ということ。
多少は大学の講義とか本で読んだりはしましたが、
美術の歴史は長いですから。。

そういう意味でこの本はすごくよくまとまってます。
作者や時代背景に触れられているのはもちろんのこと、
江國香織がその絵をどう思うか、とか、
絵の解釈について、など、明瞭に語ってます。
読みやすさも美点かな。

そもそも図書館ではこの本が
美術書のコーナーに置いてあったのがビックリでした。
てっきり江國香織コーナーだと思っていたのに。
でも、美術の解説書っていえるくらい
エッセイで絵についてまとまっているのは
この本くらいかもしれません。

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秋の読書

『ホテルカクタス』(著/江國香織)
  アパートなのにホテルカクタス。
  主人公はきゅうりと帽子と数字の2。
  佐々木敦子さんの油絵がとてもきれいで、
  見ているだけで楽しめる作品。

『ただならぬ午睡』(選/江國香織 日本ペンクラブ編)
  江國香織が選んだ八編の作品集。
  中には吹奏楽で有名な『かわいい女』(著/チェーホフ)や
  グラフィック界でも名が知れてる安西水丸『ホテル・ダンディライオン』
  等が収録されている。
  どの作品も今いる場所を忘れてしまうくらい
  話に飲み込まれてしまう感覚が大きい。

『時をかける少女』(著/筒井康隆)
  映画化をきっかけに読んでみた。
  子どもの時に一度読んでおきたかったなぁ、と思う。
  同時収録されている『悪夢の真相』は、
  子どもの思い込みと現実のギャップを埋めることにより
  悪夢を解決させる、というちょっとした心理学が働いている作品で、
  すごくおもしろかった。
  また、同時収録の『果てしなき多元宇宙』も、
  未だ科学の分野で解明されていない「多元宇宙」を
  テーマにした作品で、こちらの想像力も膨らんだ。

『俗物図鑑』(著/筒井康隆)
  「家にある筒井康隆を全部読もう!!」との思いつきから、
  新潮文庫の初めから手を出してみた。
 (なお、新潮文庫の1巻は『家族八景』だが、既に読んだので2巻)
  長編のドタバタもの。
  初めのうちは企業の話なので社会を見ている気になれるが、
  だんだん話が変な方向へ進み、
  いつの間にか奇妙な世界を受け入れている自分に驚くことになる。
  筒井のすごい所は、この「いつの間にか」という所だと思う。
  物語を読むに連れて知らないうちに、
  少〜しずつ奇妙なことへの免疫が植え付けられているのだ。
  だから話が常識を逸脱した境目に気がつくことができない。

ということで今は『将軍が目醒めた時』(著/筒井康隆)
を読んでいます。新潮文庫の4巻目です。
3巻の『狂気の沙汰も金次第』は家にあるのかないのか・・・。

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映画化、ドラマ化

最近、小説やマンガの映画化、ドラマ化が多いですねぇ。
現在私が買っているマンガは
『NANA』『のだめカンタービレ』『ハチミツとクローバー』
(『ハチクロ』は先日最終刊が発売され、購入しました)
ですが、
どれも映画化、アニメ化、ドラマ化してますね。
アニメは見てませんが、映画は見ちゃいましたね。
『のだめ』がドラマ化されることに関して言えば、
ドラマを見た人が
「クラシックっていいじゃん!!iPodに入れておこう〜☆」
って思ってくれればいいなぁ、と願うばかりです。

その他、『時をかける少女』(著/筒井康隆)なんかも
今更になって映画化しますね。
発刊されたのはだいぶ昔ですが、映画化を聞いて最近読んでみました。
ジュブナイル、ってやつです。
けっこうおもしろかった。

他、一番気になったのが
雑誌「装苑」の立ち読みで知ったものですが、
『薬指の標本』(著/小川洋子)の映画化です。
なんとフランス人の監督が映画を作ってます。
日本人じゃなくて外国人キャストによるものです。

あらすじは、
仕事中に薬指が欠けてしまった女性が、
それを機に違う人生を歩もうと思い、
標本を作る仕事をやることにする。
そこの博士が女性に靴のプレゼントをする。
この靴をずっと履きなさい。
私が見ていない時もだよ。
靴が自分の足に馴染むに連れて、
女性は博士が好きになっていく。

そんなお話です。
映画の中で重要になってくる靴は
シャネル、プラダ、など有名ブランドに作らせたそうです。
う〜、素敵☆
小川洋子と言えば『博士の愛した数式』ですが、
映画はDVDでみました。
今回の『薬指の標本』は本でも映画でも見てみたいです。
ちょこっと立ち読みしちゃったけど。。
なんといっても靴が出てくる話って素敵だなぁ。
キャメロン・ディアス主演『イン・ハー・シューズ』
もよかったし、
みんな大好き『シンデレラ』も素敵だし。
誰か私にも靴をください!!
靴募集(笑)

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続『ねじ巻き鳥クロニクル』

ちょうど昨日
「『ねじ巻き鳥〜』読み終えました〜!!」
っていうさわやかな(?)報告をしましたが、
その後、某古本屋に行ったんですよ。
まぁ、ブック・オフっていう某古本屋ですが。
そしたら、なんと3巻が売ってるじゃないですか!?
あれほど探して手に入らなかったから、
しょーがなく図書館から借りてきて
期限に追われながら必死に読んだというのに。
こういうのをマーフィーの法則っていうらしいです。
必要な時に手元になくて、
必要なくなった時にひょっこり顔を出す、ってやつ。

まぁ結局、その時は財布を持ってなかったので
急いで出直して急いで買ったのは言うまでもないのですが。

というのも、『冷静と情熱のあいだRosso』(作/江國香織)
の中で、

本を集めるのが目的でなく、読むのが目的だから
(買い集めるのは趣味じゃない)

みたいなのがあったんですね。
それを読んでから、買う本の量はずいぶん減りました。
手元に置いておきたい本を考えて買う、
という知恵を身につけたわけです。
見た目だけで買って失敗したことが多かったしね。
『ねじ巻き鳥〜』はもう読んだけど
また読みたい本、読み返したい本、手元に置きたい本、
に見事選ばれた訳です。

これまた余談ですが、
人の本棚、って本を読む人なら気になるものですよね。
本棚を見るとその人が分かるような分からないような。
話が合うような合わないような。
でもこれって危険だなぁ、って最近思います。
私のように本を買うのに失敗している人も
けっこういると思うので。
その人が好きな本が
必ずしも本棚に並んでいるとは限らないかなぁ、と。
それでも見たくなっちゃうのが人の本棚なんですが。

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『ねじ巻き鳥クロニクル』完結

「ねじ巻き鳥クロニクル3巻」村上春樹

ついに読み終わりました。
つらかった。
やらなきゃいけないことがたくさんあるのに、
図書館から本を借りてきたおかげで期限というものがありまして
自分のペースで読めない。
一日に3ページしか読めない時もあれば100ページ読める時も。
それでも暇があれば本を開いて3行でも読む。
こうして500ページに渡る3巻を読み終えました。
全3巻で一体何ページあったんだろう・・・。
がんばった。

ー感想ー
途中で「なんで私、これ読んでるんだろう」という
不思議な感覚に襲われました。
いろんな話が複雑に絡み合っていて、
全部読み終えると実はただの直線だった、と言う感じ。
あの、糸くずが絡まっているように見えるのに、
端と端を持ってひっぱると、実はほどけてる、ってやつ。
読み終わっちゃうと、いろんなことがあったなぁ、
と思い出に浸れる感じがちょっと好きかもしれないです。
シナモンは好きだし、
笠原メイがアヒルのことを「アヒルのヒトたち」
と呼ぶ所も好き。

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5、6月に読んだ本

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『谷川俊太郎詩選集1』谷川俊太郎(集英社文庫)
私にしては異例の本で、
大事に大事に噛み締めながら読んだ本です。
率直に言って谷川俊太郎さんの詩は大好きです。
たくさんの人に読んでいただきたいです。
言葉の力、表現力、感受性、
たくさんのことを感じて、そして学んでほしいです。
集英社文庫では今の所3巻まで発刊していますが、
私はだいぶ前にすべて買いそろえました。
これからまた1巻と同じように、
引き続き2巻を大事に読んでいきたいと思います。
ちなみにこの本は家で読んでいたのではなく、
鞄に入れて持ち歩き、
ほんのわずかな時間に開いて読み進めました。
Photo_7
『パン屋再襲撃』村上春樹(文春文庫)
ほんと、とんでもない短編集だ、と思いました。
全部おもしろい。
この短編集からはいくつかが長編になって
新たに書かれていたりします。
『象の消滅』とか『ねじ巻き鳥』とかです。
これらの短編は一見なんの関係もないように思えますが、
実は所々に「ワタナベノボル」という人物が登場する所に
共通点があります。
自分で見つけた時はにやりとしましたが、
裏表紙に書いてあるのを読んでがっかりしました。
書かないでください。解説は結構です。
5月病ならぬ6月病で眠れぬ夜に読みました。
Photo_8
『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹(新潮文庫)
以前、大学の図書館で1話から3話まで読みましたが、
新潮文庫の表紙が気に入ったので、
買ってきて4話から6話まで、すべて読み終えました。
地震にまつわる連作、と以前もこのブログで書きましたが、
どの話が好きかと言われると、
全部好き、といった根も葉もないことになってしまいます。
要は、その質問が野暮だ、ということなのかもしれません。
私はどちらかと言えば村上春樹の長編が好きですが、
この短編集はどこか引っかかりがあって好きです。
『パン屋再襲撃』が「長編のための短編集」と言えるとしたら
『神の子どもたちはみな踊る』は「独自の個性を放った短編集」
と言えるかもしれません。
あっ、これは私の個人的な考えなので気にしないでください。
眠れぬ夜の明け方に読んだ本です。
Photo_9
『ねじ巻き鳥クロニクル第2部予言する鳥編』村上春樹(新潮文庫)
ほんと誰か助けてください。
やっとの思いでグロかった第1部を読み、
あれよという間に2巻を読み終わってしまいました。
肝心の3巻がありません。
はやく続きが読みたいのに・・・。
ちなみに、お話の中に出てくる笠原メイと私は
似ているのでは、と思ってます。
一見、何の脈略も無いようなことを言っていて、
実は論理的だったり、それが物事の核心つくようなことだったり。
まぁ、私はそれほどえらい人間ではないので、
そこの所が違いますが。
Withyou
『with you』江國香織、小池真理子、他(幻冬舎文庫)
とうとう江國香織の本を読みつくし、
共著に手を出すに至りました。
それにしても、この本は江國香織以外はあまり興味が・・・。
ちなみに江國香織のお話は、わずか18ページです。
それなのに、いつもながらすごく存在感のあるお話なのは
さすがだなぁ、と思います。

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『409ラドクリフ』江國香織

こんなにアメリカに行くたくなる話はない
『409ラドクリフ』(江國香織/『江國香織 とっておき作品集』より)

アメリカに留学した夏美と同居人ノーラの留学話。
日本人留学生の行動、言動、感じ方、考え方、
すべて分かる気がする。
そして、海外の留学生の考え、恋、大学生活、生き方、文化の違いに、
真っ正面から打ちのめされる。
私が留学しても、きっと夏美と同じような考え方で行動してしまうに違いない。
留学生なりの勤勉さと真面目さを持ち合わせた図書館通い。
海外の留学生は心から生活を楽しんでいる。
ユーモアあり、直接的で汚い罵倒あり、だ。
日本人は外国でさらに優等生を目指し、海外の留学生は個性を磨いているように思える。


つき合うことへの考え方

ビックリすることに、「つき合う」ということは国によってだいぶ違う。
黒人差別の国にとって黒人との付き合いが命がけであったり、
女はすべて男のものだと思っている国があったりする。
それは人単位ではなくて国単位の考えなのだ。
そんな中で、他の国同士の人が付き合う場合大切なことは、
どんなときも分かり合うことだ。
たとえそれが互いに外国語での会話としても。
話し合い、伝え合い、考え合い、分かり合う。
恋愛とはほとんどがこのプロセスを通り過ぎぬまま終わりを迎えてしまう。


私がアメリカに行ったら

とりあえず留学ではなく長期旅行である。
この物語を読んだからには、優等生なんてやってらんない。
思いっきしアメリカの空気に触れてみたい。
何をするかと言われても、
規則正しい生活と規則正しくない生活をして、
予定を詰め込んだ生活と予定のないぼ〜っとした生活をして、
街行く人を観察し、美術館に居座ってお決まりのナンパを拒否し
夜には星を眺める、
くらいかな。
できるだけたくさんの国の人と話がしたい。
特に恋の話。
なぜかって、その国の考え方がダイレクトに表れるから。
それに、話してて楽しいしね。

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『夜桜』宮本輝

おんちゃんに勧められて読んだお話『夜桜』。
ごめんなさい、立ち読みです。
『幻の光』(宮本輝)に収録されています。
おんちゃんが自分のブログで、感想が書けない、助けてください、
と書いてあったので、助けます(笑)
ウソ。
この前、おんちゃんの家ですっかり朝まで喋り込んでしまったので
本の感想を言うまでのことです。

ええ〜っと、まず初めに、手元に本がないので
感想を書くには非常にやりにくい、
ということを頭に入れておいてください(言い訳です。)

私がありありと目に浮かんだシーンが一つだけあって・・・。
それはですね、主人公の女の人が離婚をする際、
義父に、そこをなんとか、と言って頭を下げられるのですが、
夫の浮気を許せずに感極まって叫んでしまう所。
ほんとねぇ、いつも静かでおだやかな人が叫ぶ、
今風に言うと「キレる」っていうのは怖いですねぇ。
ここの場面はなぜかすごく印象的で、
女の人の表情が不思議と鮮明に浮かぶ訳ですよ。
眉毛の真ん中とおでこが2cmくらいつり上がって、
それと同時に目の真ん中がつり上がって、
結果的に目が三角形になってしまう。
そして口を大きく開けると同時に
顎が「これでもか!!」ってくらい下がり
豊冷線が何十もできる。

なんでかここの場面が印象的です。
他の淡々とした場面は、まぁ、まぁ、分かる、というか。
なんだろう・・・。
微妙な心の動きを書くのが上手い人だなぁ、
と感心はするのですが、
だからこそ若い頃の、たった一回きりの怒りの場面、
そして最悪な、取り返しのつかない悲しみの場面が際立つのであって。。

まっ、興味を持った人は読んでみてください。
たった何ページしかない話なので、さらっと読めます。
さらっと読んで、ずしっときます。
心に漬物石を置かれたような・・・。
これを一生背負って生きるのか、と思うと
自分にちょっとだけ疲労の陰を見てしまう、というか。
(おんちゃんの言う「胸のざわざわ」ってこのことだと思う)
読んじゃうと「みっふ、全然内容と違うじゃん!!」
と言いたくなると思います。
だってこの感想文には夜桜なんて一言も出てこないし(笑)
夜桜ねぇ〜、うん、いいんじゃない(適当〜。)

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『落下する夕方』江國香織

完成されたルービックキューブを壊してから作るような、そんな物語
 『落下する夕方』(江國香織/角川文庫)

華子になりたい

 「ハナコ」

 日本人の耳にはしっくりなじんだ発音であり、漢字に華がある以上なんだかコケティッシュに思えて、私はこの名前が大好きだ。

 華子の自由奔放さは、持ち物や着る服がすごく限られている身軽さに表れている。みんな華子のことが大好きで、みんな華子に夢中だ。きれいで、というか、かわいらしく、かっこよくて、頭が良くて。だから私は華子になりたい。

 でも、理由なんて本当の所分からない。誰もがよく分かってもいないのに、華子に会いたがっている。

 華子の本当の魅力は「はかなさ」だと私は思っている。
    桜、夕日、命
人は、はかないものにドキっとし、自分でも信じられないくらい心を脅かされる。華子は人に執着せず、物に執着しない。そんな所が華子の自由な気質に見えるが、華子は帰る所も見つけることができないこだ。私にはそんな華子がす〜っと色を失い、透き通ったものに見えてくる。
 そう思った瞬間、私は華子になりたいのではなく、むしろ、同情という気持ちが沸き上がった。

苦笑する男はかっこわるい
 梨香と8年も同棲したあげくいきなり別れ話を打ち出した健吾。華子の前で惨敗であっても諦めきれず、結 局は梨香の前で弱々しく笑うにすぎない。そんな姿はほんとかっこわるい。他の人を想って苦笑するなんて、話されている人にとっては迂闊に慰めることもでき ないしこっちが惨めになるだけだ。

 

単語そのままの重み

 江國香織の好きな所に「単語のセンス」というものがある。例えば、パイ屋、ミニばら、フェロモン、セブンアップ、うさぎの耳、ラジオ、といったものだ。これらは物語の中でピカッと光るだけではなく、物語を構成する重要な要素として存在する。その単語が出てくるだけで嬉しくなったりするし、その単語にまつわるエピソードがとても好きだし(実際、主人公たちが知らず知らずのうちに感情を表す部分だから)、私が実際の生活において取り入れたりすることもある。(この中の単語では、私もミニばらを育てている最中なので、物語の主人公とかぶっていることがなんとなく嬉しかったりした。とか。)

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『ウエハースの椅子』江國香織

Photo_1一月中旬に読んだ本。長編小説。
この『ウエハースの椅子』は普通の恋愛小説ではなくむしろ特殊。
というのは、主人公の女の人は大人なんだけど、
子供の頃の思い出がちらほら入ってきます。
(江國香織は子供の頃を主題としたお話を書くことも多く、
『すいかの匂い』なんかも子供が主人公の短編小説です。)
この本は主人公の恋愛も子供時代も、
そのどっちの内容もおもしろいから読み応えがある。
って言いたいです。

私がこの話で好きだったのは、
主人公の職業が画家で自立しており、
午前(絵を描いている間)は一切電話をとらない、
等というような、
自分の生き方にルールがあることです。

でも、それだけしっかり生きているのに
家庭持ちの恋人を持つことが
主人公の人生と精神を不安定にしている。
二人でいる時は途方もなく甘い時間で、
なんでも叶う気がするし
将来は島を買って二人で暮らす計画までたててしまう。
それでも時間が来ると恋人はきっかりに帰ってしまう。

読んでいる自分も置いていかれた気分・・・。
まるでこの世に安定していることなんて一つもない、
ということを突きつけられます。
主人公はどんどん不安定になっていき、最後は・・・、
っていうのは内緒にしておきます。

他、主人公の妹やその恋人の大学院生も好きです。
ふたりはすごく自由な気がする。
気になった人は読んでみてください。

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本を読む人

 「最近本を読んでないなぁ」って思ってたんだけど、実は2冊ほど、ちらほらと読んでいることに気がつきました。一気に読んじゃう派なので、ちらほら、というのは自分の中で数えるうちに入っていなかったみたいです。
 それからもう一つ「最近本を読んでないなぁ」と思ってた理由は、持ち歩く本を専門書に換えたからです。普通、「今こんな本を読んでいる」という話題が出るときは、ほとんどが自分の専門書以外のものです。文学だったり古典だったり詩だったり。(中にはそれが専門の方もいらっしゃると思いますが。)だから、例え自分が専門書を読んでいたとしても専門書以外のものを読んでいない限り「最近本を読んでないなぁ」という気分になるんだなぁ、と思いました。
 だから、(話には出さないけど)専門書を読みつつ、なおかつ本(ここでは文学等の意味)も陰ながら読んでいる人はほんとすごいなぁ、と思います。本の両立、陰の努力家、堅実な人、そんな感じです。専門書は自分の専門知識、言うならば実力をつけるものなので、読めばいいって分かっていてもついついおっくうで手が伸びないものです(私にとって)。私の周りには、こんな「陰の努力家さん」がいっぱいいるので少しは見習わなきゃ、と思いますね。

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『三四郎』夏目漱石

Photo この歳まで読んだことがなかった、というのも恥ずかしい話ですが、誰もが知っている『三四郎』(夏目漱石著)をやっと読み終わりました。手をつけたのは9月頃で、しばらく読むのをやめ、最近一気に読みました。三部作の最初の作品、と言われていて、その後に『それから』『門』と続きます。

 『三四郎』は作品解説によると「無意識の偽善」というのがテーマのようです。無意識下で三四郎に淡い恋心を持つ美禰子(みねこ)が意識の上でその愛を否定しています。それが言動となって表れる時、三四郎にとってはそれが思わせぶりな言動なのか、はたまた彼女の自然な言動なのか、一種の謎として映ることになります。それが結果的に三四郎を迷わせることになってしまう。結局彼女は結婚を決意し、後に「我は我が咎を知る。我が罪は常に我が前にあり。」とつぶやくシーンがあるのですが、彼女は自分のしたことをちゃんと理解してたんでしょう。結局は二人とも「迷える羊(ストレイ・シープ)」であったということです。度胸もなく、かといって何もしないのではなく、心のうちでは眠れないほどの葛藤があり、何かが二人の間に起こることを、またはこれ以上悪いことは何も起こらないことを期待しながら、淡い感情をただただ抱いている。

 って、そんな所かな。
難しい解釈は苦手です。私に言わせれば美禰子は現代の小悪魔的女性(笑)「三四郎さんも素敵だけど結婚が決まりそうな男性もいるし・・・。とりあえず思わせぶりなことを言って三四郎さんの気を惹いておきましょ☆」ってとこでしょう。姿も美しくてそれが身振り手振りに表れるような上品さを持っていて、何より賢い。賢くなければ「ストレイ・シープですわ」なんて言って一人の男性を一日中悩ませる言葉は出てこないはず。こんな風に、私はなりたい。(By宮沢賢治)

 そうそう、夏目漱石が書く女性は記号的である、ということについて触れておきますが、(美禰子さんは平塚雷鳥をモデルにしたものらしい)、そもそも男性の筆者が女性についてすべて知った上で書くことなんてできるのだろうか、と思ってしまいます。女性の筆者についても同様です。(さすがに太宰治の『女学生』を読んだ時は、太宰はおかまなのだろうか、と思ってしまいましたが。そのくらいよく書けてたように思います。)やっぱり男性の書いた女性は「男性から見た女性像」になっているように思えますし、女性の書いた男性は「女性から見た男性像」になっているように思います。別にそれが悪いことだとは思わないし、それもまた筆者の味が出て面白い所だと思ってます。漱石なんかは女の人の動作を感心するほどよく見てるなぁ、と思います。そしてそれを表す言葉遣いが豊富。目の前を風が通り過ぎるかのようなするっとした文章で巧みに表しています。

 話を戻して与次郎について。頑張っているのになんだか報われない与次郎は、現代人に必要なガッツを持ってるなぁ、と深く尊敬します。人からの信頼を集めることも上手だし、文章もそれなりに書ける。何より上のものに立ち向かっていく勇気がある。能ある鷹は爪を隠す、と言いますが、それはもったいないと思います。せっかく能力があるならフル活用しなきゃ!!与次郎にはそれほどの能力があるかどうかは分からないけど、何かしらの活動をすることによって経験も増えるし人望も厚くなる。能ある鷹よりよっぽど使い物になります。

 余談ですが、私にとって三四郎はあまりいいイメージではありませんでした。九州出身、というだけで三四郎像が西郷隆盛になってしまったからです(泣)そして野々宮君がマンガ『ハチミツとクローバー』の野宮さん・・・。もう、三四郎の世界が時代背景めちゃくちゃな空想になってしまいました。

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『都の子』『泣く大人』江國香織

Photo_2 『都の子』江國香織
都会の子供の話、と聞いていたので
そういう内容だと思ったら、
全然違いました(笑)
エッセイ集です。
食べ物だったり人間だったり。
Photo_3 『泣く大人』江國香織
だいぶ前に読み終わった本です。
こちらもエッセイ集。
江國香織のエッセイはそんなに好きじゃないんだけど
この本の「男友達」っていう章はすごく面白かった!!
男友達はこういう人がいい、とか
男友達のこういう所がいい、とか。
MEN's雑誌に連載されていたようです。
男性諸君にも読んで欲しいですね。

これで家にあった江國香織は読み尽くしました。
しょうがないので読みかけの『三四郎』(夏目漱石)
に再度手を付けましたが、(漱石に失礼)
また江國買ってきちゃいました(笑)
三四郎読まなきゃ。
なんかねぇ、三四郎がうじうじしてて、どうもね。
告っちゃえばいいじゃん!!
って思っちゃうのよね〜。

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『クリスマス・カロル』ディケンズ

クリスマスカロルとりあえず一報。
卒論終わりました。ほっ。

そんで本の話。
クリスマス付近に読んだ本です。

『クリスマス・カロル』ディケンズ著/安藤一郎訳

友達が好きな作家がディケンズだったので
必ず読まなきゃ!!とチェックしておいたのですが
どうしてもクリスマス付近に読みたくて・・・。
真夏とかに読んでも気分が湧きそうになかったので(笑)
本を買ってから読み始めるのに2年かかりました。



物語全体の感想は、「絵本みたいだな~」っていう雰囲気があります。
そして教訓的。
絵本みたいで教訓的って、なんだか正反対でしょ?
それがディケンズのいい所かな、って思いました。
3人の幽霊が出てくる所とかは
挿絵との相乗効果でグッとオカルト的です。
先が見えそうな話なのに、ついつい読んでしまう。
結局どうなるんだろう、っていうわくわく感がこの話にはあります。

そして、日本にはないクリスマスの雰囲気を味わうことができます。
聖歌隊、ご馳走を囲んだパーティー、ダンス、プディング、
人々の「メリークリスマス」と掛け合う声。
東京でイルミネーションを楽しむのも一つのクリスマスなんだけど、
外国のほのぼのとした心温まるクリスマスもいいなぁ、
と感慨に耽ってしまいます。

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『赤い長靴』江國香織

赤い長靴たしか11月中には読み終わってたんだけど、
機会がなくて紹介できなかった一冊です。

『赤い長靴』江國香織

ある夫婦が主役で、
その二人にまつわる日常を連作という形で書いているものです。

江國香織と同じ歳位(40歳位)の人が主人公であることに、
作者も歳を取ったんだなぁ、と余計なことを考えてしまいます。
なぜかというと、江國香織の作品を読んでいると、
作者と同じ歳の女性が主人公であることが多いからです。
歳を取るにつれて書ける年代が広がるということはいいことだなぁ、
と素直に思います。


読んでいると、
夫婦という不思議な関係や互いの両親への関わり方、
家庭、仕事、趣味、を二人の間でどうしていくか、
などといった様々なやり取りが目に見えるように分かります。
普通の(10代20代の若い)恋愛小説に飽きた方や
同居している方は、読んでみるとスルスルとはまっちゃうかも。

ちなみに私は表紙の絵が好きです。

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『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹

今日は卒論の中間発表をしに学校へ行った。
その後、図書館で卒論の資料を集めていた。
だいたい集まった所で日本文学を見に三階へ行った。
制限の10冊を借りてしまっているのでこれ以上借りることはできない。

図書館で本を眺めるのが好きだ。
まだまだ読んでない本がここにある、と思うだけで
心の奥底から熱いものがこみ上げてくる。

何となく帰りたくなくて、
(外は真っ暗だし。
家に帰ると天井が低いから圧迫される。
図書館は天井が高くてなんだか落ち着いた。)
手に取った本が

『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹

地震にまつわる連作、とも言われてるらしいが、
3話目までしか読んでないから何とも言えない。

久々おもしろかった。

まぁ、そんなことはいいとして、
どうして村上春樹に関する評論本や解読本がいっぱい出てるんだろう。
図書館にもいっぱい。
誰かが、夏目漱石以来の偉人だぁ、みたいなことを言ってたりするけど
同じ時代に生きている人間としてその言葉はよくわからない。
評論本なんて筆者が亡くなってから出版される印象があるし、
そこまで評価されるものなのかなぁ。
たしかに村上春樹はたくさんの本を出版してるし、
小説のテーマが明確だったりするから解読しやすいのかもしれない。
でも、それがどういう意味があるのかよくわからない。
もっと筆者のことが知りたい!!っていう思いや、
この文章はこういう意味を表してるんだよ、って言いたくなるのは分かるけど
そこまで解読しなくても・・・って思ってしまう。
そう思ってしまう程、解読本が出てることにビックリしてるだけなんだけどね。

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最近読んでいた本

ほんっっと検定の勉強もしないで本の虫になっていました。 随時紹介する予定でしたが、ここで一気に紹介します。

つめたいよるに 「つめたいよるに」江國香織 2部構成になっていて 「つめたいよるに」はちょっと怪談めいた短編集。 「文学の至極は怪談にあり」と三島由紀夫が言った、 と解説に書いてあって、ちょっと納得した。 一方、「温かなお皿」 は食べ物がからんだお話。 私は「藤島さんの来る日」っていう話が好き。
きらきらひかる 「きらきらひかる」江國香織 これで読むのは2回目。 1回目は高校生の時に読んだ。 今回読んだら、もっとこのお話が好きになった。 こんなに好きな話はないかもしれない。 というか、これを読んでるとついつい自分に重ねてしまう。 そしてウイスキーが飲みたくなるのがいけない。 それから、生活を真似したくなる。 寝室にはアイロン台を置かなきゃ、とか、 シャンパンマドラーが欲しい、とか。 高校のときにはなかった感動もあった。 何回も読まなきゃ。
インストール 「インストール」綿谷りさ 「なんで読んでないの?」って誰かに言われたので 読んでみた。 私ってこういうイメージなの? っていうかどういうイメージなんですか!! まぁ、直木賞作家はけっこう押さえているので そういうことなのかな? 映画にもなっちゃった程の話題作でしたが、 私は綿谷りさちゃんが(かわいいからちゃん付け☆) 高校の時にこの作品を書いてしまったことについて尊敬します。 そして、彼女がたくさんの本を読んでいることや たくさんの語彙力があることについても尊敬します。 これからも作品を書き続けてほしいな。 今度はあまり流行を意識していない作品が読んでみたいな。
ホリー・ガーデン 「ホリー・ガーデン」江國香織 長編小説。 幼いときから友達同士の2人の女性の話。 これって、私と友達にちょっとだけ似てる。 私の友達は秋田にいるんだけど、もう10年以上の仲なんだよね。 私たちはどこか似てるけど正反対。 友達には「秋田に帰って来てくれればいいのに」って言われるけど、 このお話を読んだら、近くにいるだけがいい、って訳じゃないんだな、 って思ってしまった。 お互いを知りすぎている、って、いいんだか悪いんだか。 今年のクリスマスは彼女からお取り寄せのコーヒー豆が 送られてくる予定。
号泣する準備はできていた 「号泣する準備はできていた」江國香織 江國香織が直木賞を取った作品です。 やっと読めた。いっつも図書館は貸し出し中なんです。 古本屋には置いてないし。 ちょっと悲しい短編集。 江國自身もあとがきに書いてるけど、 同じようなことをそれぞれの人間たちがそれぞれのやり方でこなしていく、 それが短編集になっちゃったみたい。 「熱帯夜」っていう話が特別好き。 この話は奥深くにある悲しさを あっけらかんとした態勢で受け止めてるから。
いくつもの週末 「いくつもの週末」江國香織 江國香織とその夫との生活をエッセイにしたもの。 決して楽しく幸せな部分だけを書き綴ったものではなく、 ちょっとしたすれ違いで喧嘩になってしまうことや、悲しいこと、 そんな率直な気持ちが書かれいるなぁ、と思った。 あとがきには、 「何を書いてもいい、と言ってくれた夫に感謝をしています」 と書いてあったが、 なんだかこの一行がこの本のすべてを表しているような気がした。

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古本屋さん

本たち最近買った本。
ISSEY MIYAKEの本は
いつかはそろえようと思ってたので
見つけたときは嬉しかった。
なかなか手に入らない。

JUDY AND MARYの本は安かった。
まだ持ってなかったので嬉しい。
YUKIの本はあと一冊で全部そろう。
『GIRLY☆FORK』を探してる。

江國香織の小説はまだ読んでないものばかり
だったので、こんなにそろって嬉しい。
『こうばしい日々』
『つめたいよるに』
『ホリー・ガーデン』
を購入。

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今日借りた本

学校の図書館で本を借りる。

『人格権法概説』(有斐閣 五十嵐清著)
『美の構成学』(中公新書 三井秀樹著)
『アール・デコの建築』(中公新書 吉田鋼市著)
『コーヒーが廻り世界史が廻る』(中公新書 臼井隆一郎著)

一冊目は卒論用。
他の中公新書は文章表現法っていう授業用。
新書なんてほとんど読まないから
とりあえず興味のある内容のものだけ借りて来た。

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のだめ効果

いざ駅前へ。
いつも小説を買う古本屋さんを覗くが、やっぱり売ってない。
「『のだめ』ね。最近まであったんだけどね~」
といわれてしまった。
『のだめ』と略されている時点で人気の高さを思い知る。

くぅ~、もはやこれまでか・・・・。

しょうがないので、のだめワンピースを選びにデパートをふらふら。
目的があってウィンドーショッピングするのは久しぶりなので
ちょっと楽しい♪
ワンピースを着ながらワンピースを探していると、店員さんには
「ワンピースしか着ないんですか??」
とか言われてしまう。
全く違うのに。
その度に、
「いや、実は(ワンピースは)これ一枚しか持ってなくて・・・」
とか
「中学校の時に買ったものなんです・・・」
とか、話さなくてもいい身の上話まで話してしまう。
しかも、
「会社帰りですか?」
とか言われて、
「いえ、学生です。」
とか言った時にはドンビキされた。えっ???ってな顔で。
「いや~、落ち着いていたので~。」
とか言われたが、そんなのは6歳の時から言われ続けてる。
慣れっこ慣れっこ。
なんかピンと来るものがなかったので帰ることにした。

歩道橋の上で、ほんとに帰っていいのか???
とためらい、本屋さんに行ってしまった。
『のだめ』が売っていることを確認し、恋人にメールを打つ。

『のだめ』新品で買っていい?

だって半額出してくれるっていったんだもん。
一応、勝手には買って帰れない。

返事は「いいよー」

すぐに1巻から12巻まで両手に積み上げて、
途中で見つけてしまった
『ハチミツとクローバー』の最新巻も一緒に積み上げてレジへ。
レジのお姉さんが袋に入れるのを苦労してる。。

ってな感じで、我が家に『のだめ』はそろってしまったのである。
13日に『のだめ』の13巻が出るのがすごく楽しみ。
そして、これからはワンピースの人生を歩もうか考え中である。

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のだめ病

今日は台風。
こういう日は家にこもってMacに向かうのが普通なのに、

のだめがない!!

のだめーーーーー!!!!

すっかりのだめ病になってしまいました。
ちなみに作者二ノ宮知子さんのホームページはこちら

そして、台風の中、ワンピースを着て古本屋へ向かう私。
のだめ(主人公である野田恵)はワンピースしか持ってない。それがかわいい。
そして「のだめカンタービレキャラクターチェック」では おもいっきし『のだめ』になってしまった私。

  あなたは【のだめ】タイプです。

   キラリと輝く天賦の才能を持ち合わせていながらも、
   どうも奇行が目立つあなた。
   馬鹿と天才は紙一重、という言葉を地でいくようなあなたは、
   『のだめカンタービレ』のキャラでいうならば
   【カプリチオーソ・のだめ】がぴったりです。
   どうも全般的にイージーな方向へ流されやすい傾向がありますが、
   生まれ持った才能を努力で磨かないことにはいつまでたっても開花しません。
   愛する人の背を追っていこうとすることで、
   思いがけない意欲を発揮することがあるので、
   同じ道を志す人に恋すると良いでしょう。
   どこか不思議ちゃん的な雰囲気が常にまとっていますが、
   それがあなたの魅力なのかも知れません。

占い結果の「天然ボケ度100%」と「勤勉努力度9%」が当たってる・・・。

ともかく、5歩歩いたら膝までずぶぬれになってしまった。
もうしょうがない。
『のだめ』のためだ。歩こう。

ずぶぬれになって着いた古本屋では
のだめが売ってない。
しかも歩く度に黒い足跡がつく。妖怪床汚し(今考えた)になった気分だ。
久しぶりに履いたワンストラップの靴から
靴墨がおちて床は汚すし、ストッキングは黒くなるし。

たかが『のだめ』、されど『のだめ』。
のだめの資金にしようと思って売ったマンガ(1~8巻までそろったやつ)は
なんと全部で150円。なんでー?!売れてたマンガじゃん!!
お兄さんが哀れみの目でこっちを見ているが、
「大丈夫です」というしかない。
床を汚しておいて、後でその床をお兄さんが掃除すると考えると
「もうちょっと高くしてよ」なんてとても言えない。
素でも言えないけどさ。
150円のために書類を書き、身分証明書を見せる。
それって、すごく悲しい。

外へ出ると、さっきまでの横殴りの雨がやんでる!
あれっ?台風は???
さっきの私はなんだったの???
これは駅前まで買いに行けということなのか???

ということで駅前へ。
つづく。

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『のだめカンタービレ』

ひさびさにはまったマンガ『のだめカンタービレ』(作/二ノ宮知子)
恋人のバイト先の人から借りたのだ。

『のだめ~』は音大の話で、有名なピアノの曲や交響曲なんかがいっぱい出てきます。
私はピアノを8年間と吹奏楽を6年間やっていたので、
マンガに出てくる曲はほとんどわかりました。
まぁ、それだけでも、音楽をやっていた人にとっては
マニアックにおもしろいマンガだとは思うんだけど、とにかくおもしろい。
とにかくいろんな人に読んでほしい。
というか、私の周りの吹奏楽人間には読んでほしい(笑)
ラプソディー・イン・ブルーが出てくるよ。
なつかしいよねー。

さすがに音大レベルまでいくとピアノの曲一つとっても簡単なショパンなんて出てこない。
難しいショパンなら出てくるけど(エチュードOp10-4なんてマニアックなものばかり。)
ベートーベンのピアノソナタとかドビュッシー、ラフマニノフなど
難曲ばっかり。
それから、オーケストラの人間関係なんかは、見ていて
「そうなんだよー」と同意する感じ。上手く描けてる。
楽器に合った人間の性格があると思うんだけど、
指揮の千秋先輩、オーボエの黒木君なんてぴったりだと思う!!
まぁ、一カ所言うならば、
サックスが出てくる所があるんだけど(5巻の文化祭の所)、
指の配置が違いますよー。
二ノ宮先生、ボタンを押さえる位置をしっかり確認しましょう。

マンガを借りたのが木曜日で、返すのが火曜日だったんだけど、
返したくなかった・・・。
もはや『のだめ』なしでは生きていけない状態に。

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