『包帯クラブ』天童荒太
秋の読書特集をしようと思ってたら、夏に読んだのに載せてない本がありました。
『包帯クラブ』天童荒太
1年前には手元に置いてあったのに、読んでなかった本でした。益田君からの贈り物です。映画化をきっかけに読んでみました。
天童荒太はドラマの『永遠の仔』がやたらと暗かったので、そういうイメージが取り巻いてました。でも読んでみたら、易しくはない言葉遣いなのに読みやすい。頭のかなりいい人だな、と思いました。作品にジュブナイル的要素があるので、作者はかなり深い心情まで考えてるんだろうけど、さらっと匂わすだけにとどめてるあたりがうまいです。
とにかく情景描写がうまい。私の心の中では、街に鮮やかな白色を散らばせる包帯がきらきらしてます。誰も見てもいないのに、それが容易に想像できちゃうのです。素晴らしい文章力だわ。
話はかなり小さな範囲の物語だし、話の飛躍がすごい所が気になっちゃいますが、子供が読むにはいい話だと思います。映画が見たかったな。でもDVDでいいかな、と心のどこかで思ってもいました。
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